2012年ですが、学生時代にANAのファーストクラスでヨーロッパに行った時の日記をつけていたので、書いていきます。
マイルの特典航空券での利用です(ちなみに当時の正規料金は250万円くらいだったようです)。
4:00 起床。前日は先輩の学位取得の公聴会で飲み会のため、やや目覚めが悪い。
4:50 MKタクシーのスカイゲートシャトル(乗合タクシー)のお迎えが来る。2200円。10人乗りのトヨタハイエースだが、乗客は3名。
一人1列ゆったり使える。高速は空いている。雨のためスピードはややゆっくり流れている。このサービスでこの値段は大変良い。
6:10 伊丹到着。国際線乗り継ぎF用カウンターでチェックイン。ラウンジをお使いくださいといわれる。ANA(というか飛行機)に乗るのはほぼ小学生以来なので勝手がわからないので助かった。
国内線普通席のチケットに丸Fのはんこが押される。チェックインして、荷物検査。この間5分程度。朝なのですいていた? Yクラスでも所要時間はほとんど変わらない感じである。
6:20 ANAラウンジに入る。それなりににぎわっているが空席は多い。カプチーノとトマトジュースをいただく。一通りの飲み物はそろっているようである。生ビールと焼酎、ウイスキーもあった。ただし、食べ物はおつまみのスナックのみ。ラウンジ内にはフリーの無線スポットもあったので、パリの現地の地図を調べる。しかし、欲しいPDFがないので印刷を断念。ちなみにラウンジ内での印刷は無料でできるらしい。ラウンジ内はビジネスマン多し。空港アナウンスによると、今日は視界不良の空港が多いらしい。
8:00 伊丹発。天候が安定せずそこそこ揺れる。何も見えない。成田着で視界500mないかくらいか。国際線ビジネスクラスのシートに乗る。国内では普通席扱いなので、お得な座席である。
ビジネスクラスエリアは満席。隣のおっさんは電動シートをいじって遊んでいる。短い時間で機内サービスをしていた。
足元も大変広くて良い。
シート倒しても後ろに影響がない。
9:15 成田着。国際線乗り換えゲートは混んでおり、どうもクラス別搭乗はしていない模様。大行列。しょうがないので、
スイートチェックインカウンターへ行く。カウンターでお絞りくれる。大理石で高級感がある。手荷物検査も優先検査場で一瞬。
9:50 パスポートコントロールを受ける。何も聞かれなかった。これは全クラス同じ場所。
10:00 かなり歩いて、ANAスイートラウンジに到着する。結構混雑しているが、空いている一角に座ると、係がすぐにお絞りを持ってくる。ドリンクも席まで運んでくれるが、自分で取りに行くと言う。
入ってすぐにシャワールームを借りる。待ち時間なし。さすがに朝は使う人は少ないようだ。THANNのアメニティをもらう。これはおみやげ。他にも1回用のアメニティがひと通り揃っているので、そっちを使う。
ひげ剃りは安物・・・。シャワールームは、トイレの間にドアがないのと靴のまま入るので正直使いにくい。そのあと、後で機内食を食べるので軽く朝食。キンメの煮付け、きんぴらごぼう、野菜スープ、おにぎり、
エビとカマンベールチーズの創作料理的なものを食べる。結構おいしい。新聞・雑誌もおいてある。客層はやはりビジネスマンと金持ちそうな女性。
ただし、服装は意外と普通な感じ。ラウンジの客は9割日本人のようだった。
シャワールーム。トイレとの間にドアがなく、水が漏れて不便(フランクフルト空港も同様だった気がする・・・)。
アメニティはTHANN
11:30 優先搭乗でFクラスに乗る。乗客は8席中2人。F用の客室乗務員は3人。搭乗口には、赤じゅうたんが敷いてある。席に案内されて、すぐにトイレでパジャマに着替える。
そのあと、客室乗務員が挨拶に来て、設備の説明を受け、アメニティセットをもらう。この際に、ウェルカムドリンクのスパークリングワイン?をもらう。
ドアクローズ後は、離陸待ちが前に9台あるとのことでなかなか離陸できない。
離陸後は、やや揺れたが高度が安定するとほとんど揺れず。機内サービスが開始され、とりあえずシャンパンKRUGをオーダーする。シャンパンならキャビアですねとキャビアを勧められる。
キャビアはロシア産とのこと。キャビアを食べるのは初めてであるため、キャビアの食べ方を説明してもらう。それなりに美味しいが、いくらの醤油漬けの方がもっと美味だ。
シャンパンのためのアミューズ(というらしい)。
シャンパンのKRUG。
人生初のキャビア。
機内の雑誌を散策して、日刊工業新聞があることに気づく。これはマニアック。
そのあとは、和食をいただいて、お腹いっぱいになる。アイナメの木の芽焼きは本当に木の風味がして良かった。
鰤しゃぶはゴマダレ。和食ということで、山形産の大吟醸を合わせていただく。最後に、デザートをということだが、お腹にもう入らないのでフルーツだけもらう。
和食の八寸。
付き出しのこのわた(なまこの塩辛)。
鰤(ブリ)のたたきを味噌ダレで頂く。
アイナメの木の芽焼き。木の香りが食欲をそそる。
九郎左衛門。
お洒落なフルーツ盛り合わせ。手前左はあんぽ柿。
ご飯を食べてお腹いっぱいになったので寝る。今日は空いているので、後ろの席を普通の座席にして、前をベッドにしてもらう。
ベッドはフルフラットで寝返りも余裕。快眠できる。寝る前にお水のペットボトルを置いておいてくれた。4時間半寝るとパリ時間の10時頃になったので起きる。
起きたあとは少しぼうっとして、コーヒーをもらう。そのあと、紅茶アールグレイとイチゴのデザートをいただく。そのあと、2時間くらい映画を見る。
アールグレイはポットで提供。何も言わなくても軽いお菓子がつく。
イチゴがたくさん。
Y・Cクラスの乗客が朝食のようなメニューを食べはじめましたが、お腹は空いていませんかと問われたので、とりあえずいただくことにする。
旅館の朝食のような感じ。そのあと、ワッフル的なデザートを食べ、さらにデザートワインとして貴腐ワインをもらう。
カニの甲羅の上に、ウニや蟹の身などがもち米と一緒に蒸してある。これが一番美味しかったかも。
和朝食。これで、2週間和食はお預け。
朝食のデザート。
その後、到着後の予定を再度確認してシートベルト着用の表示が出る。
飛行機の長旅も終わり。
16:20 ほぼ定刻に空港に到着。先導する空港職員についていき、入国管理を受ける。質問はなし。荷物が出てくるまで少し待つ。スタアラのゴールド会員が結構多いので優先タグがついていても中々出てこない。
16:50 ロワシーバスでオペラ座に向かう。大体1時間程度。車内はガラガラ。周囲の車の運転は日本人と比べると粗いが、ルールは守っている感じである。オペラ座の近くでパリミュージアムパスを買っておく。
オペラ座からホテル最寄り駅までメトロの8番線で向かう。6駅。その際、切符の買い方を隣のおばさんに教えてもらう。フランス語がわからないとわかると、流暢な英語で教えてくれた。
メトロは治安が悪いと聞いていたが、身なりのしっかりとした人が多い印象。地下鉄でアナウンスが一切ないのは驚いた。あとは路上喫煙がやたらと多い。若い女性も多く吸っている人がいるのには驚き。
18:00 ホテル(Grenelle Paris Tour Eiffel )着。感じの良い受付のお姉さん。1人ですべてやっているようだ。クレジットで前払い。
1泊で54ユーロ。部屋は綺麗。日本のビジネスホテルに値段も設備も近い。
Wifiのインターネットは高速で良い。シャワーは水量、温度ともに良好。コンセントも多い。ただし、大通りに面しているのでやや騒音はある。
また、向かって右側にマクドナルドとそこそこ大きいスーパーがあって便利。物価は日本とほぼ同じくらいか(1ユーロ105円のとき)。
19:00 夕飯食いに行く。4.5ユーロと書いてあったので、軽くケバブでもと思ったら、これでもかと肉を挟んでくる。それに、なぜかフライドポテトが着く。
それも大盛り。よく見たら書いてあった。腹がいっぱいになる。現地の若い女性がペロリと平らげていたので少し驚く。
22:00 明日は6時起きで、モンサンミッシェルに行くので早く寝ることにする。